和室の使い勝手がいまいちなんだよね。。
畳が傷んできているけど、お金を出して畳の交換をしたくない・・・
いろいろな理由で畳にフローリングを敷こうと思っているけど
畳にカビが生えるんじゃないか?
心配になりますよね。
結論:我が家が大丈夫だったので、たぶんどこも大丈夫!
畳にフローリングを敷こうと思っている方へ。私の体験談をご紹介します。
畳にフローリングを敷くだけだでもカビませんでした
畳にフローリングマットを敷いていたのは団地の北部屋。フローリングマットを敷いていた期間は7年間です。
結果我が家ではカビることはありませんでした。
では部屋の詳細やフローリングマットを外した時の様子を紹介します。
どんな部屋だった?
フローリングマットを使用した部屋は市営住宅の1階、北側に面した和室。日が差し込むことはありません。カビの生える条件としては最高!ただ、風通しは良い部屋でした。
使用したフローリングマットはホームセンターで購入。裏面が不織布のものです。
フローリングマットを敷いていた期間、気を付けていたことは天気がいい日は換気していたくらいで
梅雨の期間に除湿器を使ったことはありませんし、冬の間は加湿器でもくもく湯気を出していました。フローリングマットを外して換気したこともありませんでした。
気になる!フローリングの下の畳は?!
退居時フローリングをはがしましたが、その畳はなんと?!
特にカビることもなく7年前のままでした。
フローリングにする前は寝室や勉強部屋として利用していたので、正直カビだらけでまっ黒になっていることを想像していたので驚きました。
畳にカビが生えなかったのはなぜ?フローリングをどう敷いたのか?
下手に拭かなかった
掃除機をかけた程度で、雑巾などで拭くことはしませんでした。下手に絞った雑巾などで拭いていたら悲劇が起きていたと思います。
フローリングを敷いた時期がよかった
フローリングマットを敷いた時期は3月。晴れの日でした。フローリングマット、畳のどちらも湿気を含んでいなかったのだと思います。
フローリングマットの裏面が不織布だった
フローリングマット裏面の素材が不織布だったのが換気に役立っていたのではないかと思います。ゴムなどの蒸れやすい素材だったら結果は違っていたかもしれません。
隙間なくほぼぴったり敷いていた
隙間からゴミが入らないように、フローリングマットを部屋のサイズぴったりでカットして敷いていました。正確には、部屋の隅、1センチほど開いていたいた場所はありましたが、家具など置いていたため、ゴミが落ちることはなかったと思います。
部屋の換気をよくしていた
部屋は風通しがよかったので、よく換気をしていました。カビの繁殖条件の『湿度』をためないように換気はした方がいいです。
畳がカビないフローリングマットとは?
おすすめのフローリングマットの条件は
- ジョイントタイプのシートではなくロールタイプ
つなぎ目からゴミやこぼれた飲み物などができる限り畳に触れない方が良いのでロールタイプがおすすめです。ロールタイプは厚みがあるので敷いた時の安定感もあります。 - 裏面の素材は不織布、又は不織布のような通気性に優れたもの
ある程度長い期間フローリングマットを使うのであれば通気性に優れたものを選びましょう。
畳のサイズには『団地間』『江戸間』の2種類あるので、ご購入前にご自宅の畳のサイズを必ず確認しましょう。
これでカビない!フローリングを畳に敷く時の注意点
気温・湿度が高い時期は避けよう
カビは『温度(約20℃~30℃)』『湿度(約70%)』で最もよく生えるといわれています。つまりこの時期に畳に蓋をしてしまうと畳がカビてしまいます。そのため、このような季節、梅雨・雨の日・夏の間は避けることが無難です。
フローリングを敷く前に掃除しよう
カビが生えるための『栄養素』を取り除いておきましょう。具体的には、食べかす・人の皮膚・髪の毛などです。掃除機を丁寧にかけた後、乾いた雑巾で拭きましょう。濡らした雑巾で拭いてしまうと畳が湿ってしまって逆効果なのでやめましょう。
フローリングマットはぴったりはめよう。
フローリングマットと壁、もしくはフローリングマットの接合部分に隙間があると、そこからゴミやホコリが入り、カビの繁殖に繋がってしまいます。そのためにも隙間なくぴったりはめましょう。
万年床になっている部屋・飲食をよくしている部屋はやめておく
万年床になっていた部屋には汗などで畳は湿気をため込んでいます。また、飲食をしていた部屋は掃除をしたつもりでもできていないことがあります。
汗による湿気や食べカスはカビの増殖の原因になってしまう可能性が高いので、できるならばこのような和室にフローリングを敷くことはおすすめできません。
畳にフローリングを敷くとこうなるよ
畳にフローリングを敷くとこうなるよ:メリット
- 掃除が楽
畳の目を気にしなくていいので、掃除が楽になります。縦横無尽に動き回る『ルンバ』にヤキモキすることもなくなります。 - 畳の劣化を気にしなくていい
フローリングに比べ、劣化が分かりやすい畳。変色や擦り切れた畳は生活感が出ちゃいますよね。擦り切れた畳はダニやホコリの隠れ家になってしまうので、できるだけ早めの対処が望ましいですが、畳の交換は大仕事。
畳にフローリングマット敷いてしまえば畳の交換は不要になります。 - 家具を置きやすい
畳の上にソファーやベッドなど大型家具を置くと、凹んだり、置いた場所に湿気がたまりカビが生えてしまったり。でも、フローリングにしてしまえば大型家具が断然置きやすくなります。 - すぐに和室を洋室に変えられる
リフォームすれば何十万もかかるところを、フローリングマットなら数万円の費用で抑えることができます。しかも、材料さえ揃えば、1日かからず和室➡洋室の変更が可能です。
畳にフローリングを敷くとこうなるよ:デメリット
- 部屋の入口が少し盛り上がる
当然ですが、フローリングマットの厚みの分だけ盛り上がることになります。スリッパなどが引っかかる場合があります。 - 足元がややふわふわ
上に敷くフローリングの材質やフローリングマットの裏面素材にもよりますが、やはり畳の上に敷くので初めは少し不思議な感覚になります。
私の経験では、慣れれば気にならなくなります。 - カビが生えてしまうリスクはある
やはり、カビの生えるリスクはあります。
数年程度の短期で和室を洋室に変えたい場合はフローリングマットはとても有効だと思います。
和室をずっと洋室にしたいと考えているならばいっそうのこと、リフォームも検討されてもいいかもしれません。
まとめ
畳にフローリングを敷くだけでも対策をすればカビる可能性を最小限に減らせます。
- 気温・湿度の高い季節を避けてフローリングを敷く
- 畳にフローリングを敷く前に掃除をする
- フローリングマットはぴったりはめる
- 万年床になっている部屋・飲食をよくしている部屋はやめておく
数年程度の短期で和室を洋室に変えたい場合はフローリングマットはとても有効だと思います。
今回は体験談をもとに紹介させていただきました。
畳に使われている、い草や畳床の素材によっても違ってくると思いますので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
コメント